トルコの信用格付け

トルコのリラは、昨年末から急激に下落しており、1月には米ドルに対して過去最高を記録した。経済成長の悪化、インフレの高まり、4月16日の国民投票はトルコの経済見通しを複雑にしている。その結果、ムーディーズ、フィッチ、スタンダード、プアーズの3つの主要格付け機関がトルコの信用格付けを捨て去った後、投資適格ソブリン格付けを失った。

昨年7月のクーデターの失敗は、トルコ経済を逆転させたが、驚くほどの経済成長は、中央銀行の政策の助けを借りて、年末には予想以上に回復した。国内総生産GDP)は、第3四半期の1.8%の収縮から回復し、2016年の第4四半期に3.5%増加した。